[コメント] アナとオットー ANA+OTTO(1998/スペイン)
ふたりの偶然とすれ違いに「甘美さ」さえ抱いてしまった。
男女の出会いの「偶然」と「すれ違い」をその成長過程を通して描いた作品。特に思春期のふたりは、なんだか観ているこちらがどきどきしてしまう。美しさを狙ったショットや鼻につくストーリー展開もなぜだか不思議とひきつけられて観てしまう。結末は、すでに冒頭にあり。しかしながら、決定的なラストが変に余韻を残す。救われたのか、そうでもないのかよく分からない。
この作品がスペインが舞台であることにしばらく気付かなかった。なぜだかフランスだとばかり思っていたので。Ottoの父さん役の人、幅の広い年齢をうまいこと演じていた!(外見的に違和感無し)。
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