[コメント] 空の大怪獣 ラドン(1956/日)
人間を襲う巨虫メガヌロンを追って洞穴に潜入した捜索隊が、さらに巨大なラドンの幼鳥に遭遇するシーンは、ただ巨大な生物であるがゆえに恐怖を醸し出したフィルムとして歴史に残ろう。
飛行シーンは楽しむには速度が速すぎるのが難点。(マッハで飛んでいるのだから当然だが)しかし、博多に着陸して破壊の限りを尽くす着ぐるみラドンの美しさは、他の追随を許さない凛々しさを孕んでいる。
鳥居を破壊するキングギドラに並んで、ここで瓦屋根の民家を吹き飛ばすラドンには、平成バブル後の特撮破壊シーンにはない「日本ならではのリアリティ」があることも付記しておこう。
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