[コメント] ミツバチのささやき(1972/スペイン)
美しい映画だと思います。フランコ政権への詩的な抵抗は感じました(毒キノコふみつけ、ドン・ホセの人体教育「目がないと見えませんね」)が、「こども=イノセントの視点」が優勢すぎたかな、と思います。
大人の「汚れ」の中で生きていかねばならぬ世界 − パパとママの正体も、心持ち多めにのぞきたかった。でも、たしかにフランコ政権下ではこれが限界だったのかもしれませんね。
役名は全員、実名(ファーストネーム)と同じ。そういう姿勢、好きです。
ただひとつ、どうしてもダメだったのは「ポンポンポン」というサンリオ系の音楽。ううん、繰り返し聞くのがつらい。
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