[コメント] スリーピー・ホロウ(1999/米)
これだけ凝っているのにも関わらず、チョロいことが美点になっている映画だが…
ティム・バートンなら、もっと本当に怖い、本当に凄い、本当に面白い映画を作れたはずだという気がしてならない。すぐれた美術、特撮を使いこなしつつ、あえてドライブイン映画のような安い味付けにすることが彼流の「流し打ち」の職人美学なのかもしれないけど、それよりもオレはロジャー・コーマンのポーものの方に打たれる。コーマンは予算や日程の足かせの中ではあったが、空振り覚悟のフルスイングをしていたからだ。やはりオレは、たとえショボくてもフルスイングしている映画のほうに銭を払いたい。
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