●毎日、自分自身に夢を追わない言い訳をしてきたのかもしれない。忙しかったからとか、きっと叶わないだろうとか、誰かが許してくれないとか。ごめんね、自分。

●前半はただまっすぐに突き進むジェイク・ギレンホールたちの若々しさと、笑いがたっぷり詰まってました。中盤以降は、挫折と悲劇のなかで、主人公たちが大人らしく男らしく成長する姿が印象的でした。そして何よりクリス・クーパーがいてこそ、ただのサクセス映画じゃない何かが、この映画のなかに生まれたと思います。自分の仕事を継いでくれると思っていた息子に、誇りを持っていた自分の仕事が「僕のいる場所じゃない」といわれた時の、悲しみ・落胆が痛いほどつたわってきた。親不孝だった私にとって、自分はどうだったんだろうと考えさせられました。

●印象的なシーンは、せっかく作った「ケープ・コールウッド」に火を放つ場面。 ホーマーが鉱山に降りて行くエレベーターから空を見上げる場面。そして、ミス・ライリーが窓からロケットを見上げるシーン。・・書き込んでるだけで泣きそうです。最後は実在の登場人物たちの「現在」が流れるが、はたしてホーマーとヴァレンタインは結ばれるのであろうか？原作には載ってるの？？