[コメント] ストレイト・ストーリー(1999/米=仏=英)
私は元来「映画がないと生きていけない」程の映画好きではないので、自分が観たいと思った時に自分が観たいと思った作品を観ます。
直感で借りてきて「オー、ワンダフォー」と思うものもあれば、「コレは全然ダメだ」と思うものもあります。
確かに「いつ観ても良い映画」「いつ観ても駄作」は存在するとは思うんだけど、それに分類されない作品もある。
これがまさにその映画!
観るタイミング的に、年取ってから観なくて良かったとは思う。(私はね)今観て、さほど感動もしなかったけど、心には何かひっかかる。ま、普段からの〜んびりしているし、良く空も見る(←アホの子?)。子供の頃からロマンチストで旅も好き。出来ればこの映画なんて忘れて、いつまでも魂の赴くままに流されながら流されずに生きていきたい。そして「チャレンジ婆さん」「トラクター婆さん」になりたいね〜。ロック魂は持ち続けていたいのよ〜。
* + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * + * 『歪んだ常人、リンチ様』
この映画で「リンチは常人」だと言う事は再認識出来た。わっはっは! リンチって気持ち悪い映画ばっかり撮る人で嫌いな人多いですよね。同監督がこの映画を撮るギャップ…『イレイザー・ヘッド』を求めて『ストレイト・ストーリー』みたらきっと「ぎゃふん!!」と言うよね(笑)逆もまたしかり。
実際『ストレイト・ストーリー』の全コメントを読ませて頂いて、人生色々で面白いし、観たタイミングや感想も人それぞれ。VIVAシネマスケープ!!
リンチが今迄描いた作品は、悪夢的妄想、未確認生命体、病気で醜いと言われている人間、一見狂喜なバカップル、田舎の爺ちゃんに綺麗な星空、色々描くリンチさん。これだけ読むと「ヤク中の為の映画」みたいだけど、実はそうではない。AVが男のお慰みで、あれがないと性犯罪が多発すると言っていた人もいたが、ちょっと似てる部分もあるかな?(私はそうは思わない…想像力はもっとすごい映像を描けるんじゃないの??って思うけど)
「真人間になりなさい」と厳格な親に教育され、それに答えようとも隠し切れない「残酷な部分」と、一見極悪人でも忘れているだけの「優しい部分」と、一見目をそむけてしまう「外見が普通と違う人」と、現実逃避する為の「宗教」等(そして脅かされたくないから排除しようとする他宗教)すべてひっくるめて「これが人間です」って伝えたいリンチさんなのではないかなぁ…と。
ちょっと人からは理解されにくいリンチ節、これからも毛嫌いせず、どうぞ御贔屓にお願いします。
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