映画の内容とはあんまり関係ないお話を。

キング作品は善悪がハッキリしていると思う。半端じゃない勧善懲悪だと思う。（代表は『スタンド』か）大いに結構な事だと思う。世知辛いご時世だので“勧善懲悪”ってものが、鼻についたり、マユツバになったり、斜にかまえて見たりする事もあるだろう。どっちつかずは実は楽。見方がどっちに対しても浅くなるから、考えなくなってしまう、感じなくなってしまう。何が善で何が悪か分からなくなってしまう。最近のこういう流れの映画は善と悪をぼかした作品が多いと思う。善悪は流行り廃りじゃないはずなのに。

映画の中だけでもキッチリ勧善懲悪。大いに結構な事だと思う。善はかっこよく悪はブザマ。それでいいんだと思う。