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[コメント] 太陽に灼かれて(1994/仏=露)

それぞれが静かで穏やかな表情・言葉・仕草の裏に隠している、哀しく深いエゴイズム。はじめから最後までぞくぞくしていました。
いぐあな

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







とても印象に残る映画です。寓意的な映像美。

ナージャはとてもかわいらしい。その存在も寓意的です。

小さな太陽のようなものが家の中を漂うあたりの演出は謎でしたが、CGとかでもっと思うような映像が作れる環境にあったら何か変わったのでしょうか。

しかしその直前の人形劇が意味深で、さらりと流せないものだったので、その余韻を意識に焼き付けるようなあの太陽は、私には何かの効果を生み出していたと思います。人間の内面の理不尽と葛藤の象徴なのだろうか。でも実際何を意味しようとしていたのかさっぱりわからない。わからないけれど、私には印象に残ったからよかったのかな?

(評価:★5)

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