[コメント] スリー・キングス(1999/米)
シニカルな反戦映画
アメリカの掲げる正義の矛盾、戦争に翻弄される国民の虚しさ、報道の胡散臭さなどを、ユーモアも交えつつさらりと風刺して見せます。 掘り出し物の傑作だと思うんですが、あまり話題になりませんでしたね。残念。 劇画風のカメラワークとヒップホップ、戦地にいるとは思えないほどリラックスした兵士の姿...という、妙〜にリアルさにかける戦場の映像には、湾岸戦争の時のまるでテレビゲームみたいな爆撃シーンがだぶります。あの「人を殺している感触」を意図的に排除した映像と、なにかにつけて「正義」を連呼するアメリカの姿に覚えた不気味な印象を思い出しました。
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