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[コメント] 書かれた顔(1995/日=スイス)
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★4現身と虚構の境界がベルタの燻製めいた撮影により相互侵蝕・融解していく。そのエキサイティングな試行の中で数百年の歴史に埋没する芸能は新たな息吹を得るのだが、棺桶に片足突っ込んだ4人の芸・芸談の醸す終焉感。玉三郎は素材の一つに過ぎない。 (けにろん)[投票]
★4レナート・ベルタによって捉えられた歌舞伎はその舞踏性がより増しているように見える。お台場で踊る大野一雄と劇中劇の船上の坂東玉三郎との、本来繋がらないはずの虚構的切り返し、そしてその夢を見ているかのような時間の使い方。ダニエル・シュミットらしい陶酔感の心地よさ。傑作。 (赤い戦車)[投票(1)]
★3特に大野一雄が素晴らしく撮れていることにうれしくなった。まぎれもなく大野一雄で、同時にまぎれもなくシュミット(&ベルタ)でもあることの至福。 [review] (くたー)[投票(2)]
★4劇中映画が興味深い。 (coma)[投票]
★3杉村春子の凄さを上手く解説してもらえる(そこは有意義)。映画館で観たが、半分寝た。 (形状不明)[投票]
★4腐りかけが、いちばん美味しい。と、またまたシュミットは舌なめずり。100才をこえた芸者。枯れ木のように孤高の杉村春子。『ツゴインネルワイゼン』の桃の皮舐めシーンを思い出す。でも、玉三郎をスイスの人にこんなふうに撮られちゃったのは、くやしいなあ。 (エピキュリアン)[投票(1)]
★3奇妙な映像・・ (あんこ)[投票]
★4「黄昏の夢、あるいは夢の黄昏」。人が何者かを演じることの不可思議。 ()[投票(1)]