[コメント] ベン・ハー(1959/米)
まさしく大作と呼ぶにふさわしい。しかし虐げられた民族、不当な扱いを受けるハンセン氏病(?)患者など今見ても考えさせられるものが多いが、終盤の展開には飽きれた。これから見る人のためにもタイトルは「ベン・ハーと聖書物語」などとすべき。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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あのまま1時間くらい続けさせてたら、キリスト教的友愛主義から神と悪魔の二元論へ突入し、果ては終末思想(ハルマゲドン)の話にまで至る宗教映画になってたって不思議じゃない。・・・というのは言い過ぎかもしれないが、終盤は宗教色が強い。自分は半分義務感で最後まで見た。
出来はとても良いのだ。セットや衣装の徹底ぶり、エキストラの数、映像と音楽、どれも今見ても素晴らしい出来の数々。自分は戦車戦開始前に競技場(と呼ぶのかな?)を全戦車が周った時の馬の足跡の膨大さに何故か感激しました。
しかし、自分はどうも騙された気分がしてしょうがない。そういう気持ちを抱いた人は多いはず。どこの紹介でも「歴史スペクタクル超大作」のような紹介だが、それでは困る。邦題だけでも「ベン・ハーと聖書物語」もしくは「ベン・ハー そしてキリスト愛と奇跡の生涯」とでもしてもらいた。少なくとも自分はそう呼ぶ。(笑
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