[コメント] 羊たちの沈黙(1991/米)
まずは面白かったです。レクター博士の超インテリぶりが気持ちいい。ただし「面白かった」んです。「恐かった」じゃない。レクターに感情移入しちゃったんですね。「感情移入」という言葉に語弊があるとすれば、「味方にまわっちゃった」でもいいや。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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★大体「敵」である犯人がショボい。ショボい敵を倒すために強烈な味方がいる状況なわけで、これはある意味心強い。しかも味方にまわってる分、レクターの言動に理解を示しちゃったりするんです。「俺も人食いてぇ！」とかじゃなくってね。
快楽殺人に限らず、人間は理解できないものに恐怖を覚えます。理解できた瞬間、恐怖は薄まるんです。そして理解できない犯人はショボい（★に戻る）。
というわけで、とても面白い作品だったんですが3点にしておきます。最近は現実でも、この犯人より理解できない犯人が多いしね。
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