[コメント] 独立愚連隊西へ(1960/日)
本当に守るべきなのは「旗」か、それとも「命」か?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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個人的には、取り返した軍旗の隠し場所が鍵だと思っている。佐藤允が「ここだぁ!」と言ってボロボロの旗を出したのは、何とサルマタの中。おまけに堺左千夫に向かって「これ日光消毒しとけ」……。
どうです? 大日本帝国陸軍の象徴である「旗」を、イチモツとキンタマに触れされた訳ですよ? 何たる無礼、と思う人もいるかもしれないが、破れた旗のために何故これほどまで命を懸けられるのか、命ってそんなもんなのか? という岡本監督の戦争批判が込められているようだ。自分のイチモツとキンタマの方がよっぽど大事だ、って人もいるだろうしね。
本当に護るべきなのは「旗」か「命」か。この映画を見た後では、「旗」を護ろうなんて思わなくなるよ。
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