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[コメント] 家族の肖像(1974/仏=伊)
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★5物腰の柔らかい美人はいるが、美そのものは多分に図々しいものである。人の心に土足で入り込んできて、散らかしたまま出て行くものである。それは額に入れて愛でるものなんかではない。映画史上もっとも美しい闖入者たち(たぶん)に乾杯。 (リーダー)[投票(5)]
★5 「今時の若い者は・・」というセリフは30年ほど前からあったんだね。 [review] (にくじゃが)[投票(5)]
★5俗世界を避けて暮らしたいのに向こうから寄って来るとは、なんとも皮肉。もう逃げ場所はどこにもない。 (KADAGIO)[投票(5)]
★4絵に描いた餅は食えない。 [review] (たわば)[投票(4)]
★5ビスコンティの集大成。ブームのきっかけとなった名作。リアルタイムでないファンとしては、この映画を愛した皆様に心から感謝します。 [review] (ルッコラ)[投票(3)]
★5違う!これはマジだぜ!ホモをバカにするな!淀川長治先生を侮辱する者は許さないゾ! (chokobo)[投票(3)]
★4パリの68年はほんの数年前。ヴィスコンティはいまわの際に夢から覚めて『揺れる大地』『若者のすべて』に回帰しようとして果たせなかった。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★5リアリズムから象徴主義へ。見方によってはヴィスコンティのヘルムート・バーガーに対する「ピグマリオン」物にも見える。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
★4いきなりやって来て、窓をこじ開ける。壁をブチ壊す。部屋を塗り替える。時代とは確かにそんなもので、受け入れるにしても拒絶するにしても、かなりの覚悟と忍耐力、エネルギーを必要とする。ヴィスコンティらしい平易で普遍的な物語。一幕ものの傑作。登場人物の関係を「映画史」に擬えて見るのも面白い。 (町田)[投票(2)]
★4自らが逃げ込んだ美術と音楽の世界で、やっとコンラッドとの接点を見いだしたときに見せる老教授の嬉々とした目の輝きの哀れなこと。豊かな教養と深い造詣にの中に生きているかに見える老インテリは、遥か昔に思考することを放棄した抜け殻でしかなかった。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★3無礼と奔放は若さの象徴。老教授が彼等を受容してしまうのは、若さへの憧憬からか。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★3孤独を愛するインテリ老人の生活をかき乱す押しかけ家族。 だが実は老人もさびしん坊なのであった。 (たかやまひろふみ)[投票(2)]
★3教授の奥底で生涯ひそかに鳴動し続けていたのは「人を欲する」という動物のごとき激情。この映画もまた『ベニスに死す』と同様、発見と啓示の瞬間に挫折、転落していく知識人の物語。気品と美しさが溢れているおかげでこの残酷な短調のテーマを味わうことができた。 (ジェリー)[投票(1)]
★4現代文明に失望し、引きこもって古美術に囲まれて暮らす老教授と左翼運動でドロップアウトした若者が惹かれ合う。そのきっかけはある絵の背景の建物の形をめぐるオタク的会話。この大量消費社会に彼らの居場所はなかった。 [review] (ジョー・チップ)[投票(1)]
★4外部からの侵入してきた強烈な個性がいつしか調和を生み出す。「家族」という言葉が持つ恐ろしさと美しさがここにはあった。 (buzz)[投票(1)]
★4苦悩と煩悩の驕り?人の行く末を見据えた価値ある作品。悩みを口にするのとしないとでは視野の広がりは確かに違う。心の痛みが響き鬩ぐ思いが切ない。完璧に言葉で説明するのは難しいけど、監督の伝えたい心情を理解できる迄、観続けて生きたい作品。 (かっきー)[投票(1)]
★3子ども心に、カメラを通してヘルムート・バーガーに注がれるいやらし〜い監督の視線を感じた。 (はしぼそがらす)[投票(1)]
★4封切りのとき、おかしい場面でも誰一人として笑わない岩波ホールの観客に驚かされた映画。こんな品のないストーリーなのに生真面目に観ていた観客に驚いたっけ。 (動物園のクマ)[投票(1)]
★4叙法に違和感はある。同居人だけの会話場面が少なからず挿入される。彼らは下世話な佇まいの割に金に綺麗なため、全てのキャラの感情が宙に浮く。金の絡みが感情に信憑性を与えるからだ。 [review] (disjunctive)[投票]
★4映画的には重厚で適確な描写と言うに尽きる。役者★4,話★3。mozartで総合★4つ。 [review] (ぱーこ)[投票]
★3ぶっ倒れた影響か以前と比べ求心力に欠ける印象。映像は豪華絢爛。 (赤い戦車)[投票]
★4悪意を皮肉な目で見た社会に転換してしまうのもヴィスコンティらしさと言えるかも。 [review] (甘崎庵)[投票]
★2先生は我慢強すぎる。私ならあいつらは絶対に追い出している。 (カレルレン)[投票]
★2映画をなめちゃ困るなぁ。 [review] (TO−Y)[投票]
★5家族 [review] (ルミちゃん)[投票]
★3娘の声が綺麗で印象的。安っぽいシャンソンは余計 (TOMIMORI)[投票]
★3テオレマ』倒置形のような設定だが悠々自適引き籠り老人に対しての共感がヴィスコンティに内在する以上ドラマ性も緩くなる。『勇者』なみの更なる悪意と過激が欲しいところだし屋内美術に魅力が無いので『ベニス』のような陶酔美もない。老残臭がする。 (けにろん)[投票]
★42時間10分、舞台劇を楽しむ映画。カメラは一歩も屋外に出ない。ヴィスコンティの大胆なる演劇的手法。 (ダリア)[投票]
★4突然の家族(?!)の出現に翻弄されるランカスターの困惑した表情が、哀れでちょっとユーモラスで・・・何とも言えません。 (熱田海之)[投票]
★2ヘルムート・バーガーが恐ろしく美しい。そんだけだった。集中力尽きた。 (24)[投票]
★4皆といるよりも1人でいるほうがより良いのではなくよりマシである程度に1人でいることを選んでいるように思えた。だからまだある程度侵入的な関係性に期待を抱いているんだと思う。この絶望はホンモノかも。 (蒼井ゆう21)[投票]
★5正当なのだが、どこか気恥ずかしさを感じる「私たちは皆、宇宙船“地球号”の乗組員!」てなアンニュイ文字の配列のキッチュなスローガン。それを創作した後は隠居、ではなくて、その後が大事ってことを教えてくれる作品。 [review] (ジャイアント白田)[投票]
★3名作の香りが漂いすぎて疲れた。映画って意気込んで見る物じゃないよね。 (りかちゅ)[投票]
★3この「家族」にも色々なドラマがあるのだろうが、老教授の立場からしか見られなかった自分には今一つ理解できなかった。[Video] (Yasu)[投票]
★3独りでいたい、けど孤独も怖い。人間、悟りの境地に達することは容易には行かないものですな。 (モモ★ラッチ)[投票]
★4世捨て人バート・ランカスターを惑わす美しき若者。退廃的な登場人物達なのに共感できてしまうところがすごい。美しい映画です。 (プープラ)[投票]
★5どうして、最近はこんな立派な「デカダン」映画がないのか? 世間がある程度の規範を信じていた時代だったからこそ、こんな 映画が可能だったのかしら? (MOMA)[投票]
★3ブラックユーモアととってもいいのだろうか。 [review] (tredair)[投票]
★5恐ろしくて笑えないけど一応コメディーのようだ (くろねずみ)[投票]
★4ビスコンティジイさまのつぶやき。 (ボイス母)[投票]
★4バート・ランカスター演じる教授の、何とせつないことか。 (黒魔羅)[投票]
★5これはデカダンでしょう。 (DK)[投票]