全体的に地味なリアリズムの作品を志向しているなら、あの少女のセリフは浮いて見える、場違い、くどい。あそこだけ普通のアニメみたいだった。声優の声も一人だけ声優っぽい声だったし。

ストーリーは、ドラマとして見た場合、確かに描き足りない部分はあるかもしれない（私は気にならなかったけど）。むしろ、公安と特機隊との戦略的（？）駆け引きってゆうか、そういうプロットで観て、好みだった。だから、恋愛沙汰が入ってくるとちょっと興ざめした感は否めない（好みの問題だけど）。

背景の映像は良かったと思う。アニメは架空の世界を描くのに適していると思うし。アニメならではの演出も面白いし、息を荒げて緊張感を出すのはリアルな感じが出ていてよかった。

あと、ラストなんだけど、あれは伏が撃ったの？てっきり、あとでワンカット入る、小屋に隠れて銃を構えている仲間が撃ったのかと思ったけど、あれは万が一に備えて待機していたと理解すべきなのかな？あの辺はもうちょっとちゃんと描いて欲しいとこですね（説明的なショットを私が見逃しているのかもしれないけど）。

2000/12/15

※追記：2002/01/16 ラストは伏が撃ってます。ごめんなさい。