ティングル先生はそれほど鬼教師じゃなかった｡どちらかというと､先生の自宅に押し掛け､縛って監禁したあげく､成績評価を上げろと脅す生徒たちの方が恐い｡

監督ケビン･ウィリアムスンの先生への恨み節が伝わってくる｡ティングル先生はただのいじわる先生なのだが､最後まで生徒たちが正しく､先生が悪い人間のように誘導していくような展開が続くので､少々不満が募る｡

話的には､生徒たちが先生を自宅に監禁した後の生徒たちと先生との心理戦がテーマとなっているが､安っぽい青春ドラマにサスペンス要素を追加したような出来｡