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[コメント] ムッソリーニとお茶を(1999/伊)

かっこつけしいの偽善者で、女こどもを裏切る3人の最低男が出てきます。某首相とだぶってしょうがありません。
いぐあな

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







一人は主人公の父親。英国式がカッコイイので子どもを英国式の紳士にして欲しいと、イギリス女性に子どもを預けて自分は世話をしない。でも、戦争が始まると同盟国ドイツにおもねるため、彼女らを平気で裏切って子どもを彼女らから引き離してドイツに送ってしまう。子どもへかける愛情は見栄でしかない。

一人はムッソリーニ。イギリス女性たちの身の安全を保証するといいながら、暴動から守ってくれないし、汚い収容所に送りこむ。裏切るときには姿を見せないのがまた卑怯だな、と思う。もう一人はアメリカ女性を裏切って財産を巻き上げる恋人。いうまでもありません。

この3人ともかっこつけしいで、一見紳士的な色男で、なんか某首相とダブって見えるんだよね。

 某首相…みんなで痛みに耐えましょうとか言いながらやってることは…だった り、かっこつけるために内閣に迎え入れたT女史が追い詰められるのを冷酷に突き放して見ていたり(その半分は首相の唱える政治を字面通りに実行しているせいだと思うのですが)、有事となれば複雑な各国間の事情感情自国民の利益を無視して、一番強くてカッコイイ国をヨイショする。そういえば離婚した妻と妻の引き取った子どもを完全に拒絶しているそうですね。どうも離婚原因は男性側の勝手な事情らしいのですが。

主人公や女装していた青年のような誠実な男がどこかにいないかしらねえ。

(評価:★5)

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