[コメント] スケアクロウ(1973/米)
この強面と道化のふたりは小市民を不愉快にさせる何かを抱えており、そのリアリティーは凡百の放浪物を凌駕している(共同体に受け入れられるのは酒場の芸だけとは日本の旅芸人のよう)。関係の貧しさが結実するラストの美しさは小市民の手の届かないところにある。共感などおこがましい。
(寒山拾得)
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