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[コメント] ジャッカルの日(1973/米)

淡々とした硬質のドキュメンタリータッチに最初は戸惑ったが、事実の積み重ねによって大きなドラマを描くという手法が徹底しているし、全体として紡がれたストーリー自体がかなり面白い。
緑雨

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







シーン数がやたらと多く、一つ一つのシーンは短い。それでいて全体で140分もの大作なんだから、編集の見事さとも言えるんだろう。無駄なシーンやカットがひとつもない感じ。この展開の早さは当時としてはかなりのものだったろうが、現在においても通用する。

序盤伏線として見せられていたジャッカルの工作準備が、後々になってズバズバと活用されていくのが見事だし、警察側も少しずつ後追いになりながらも、適切な手段を取っていき、パスポートを手がかりにジャッカルを特定していく。この攻防が見応えある。

ラスト、警視がどうしてジャッカルの狙撃場所を突き止めることができたのか、肝心のそこだけが説明不足だったのが残念。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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