[コメント] スペース カウボーイ(2000/米)
お話自体は、日本のテレビ局資本の映画みたいな安っぽい印象で、後年の厳粛なイーストウッド映画を知ってしまうとやや鼻白んでしまうが、”Fly me to the moon”を持ってくるあたりやはり米国らしい粋も感じる。
序盤の航空訓練シーンにしても、宇宙空間でのクライマックスシーンにしても、画面造形の壮大さは圧巻で、イーストウッドのディレクションって芸の幅が広いなと改めて感心する。トミー・リー・ジョーンズがシートベルトで自らをロケットに括り付ける画など、その壮観さに感動してしまった。一方で、作劇としてはこれって爺さんたちが主人公である必要性があるんだっけ?という引っ掛かりが拭えず、肝心なところが抜けている印象も。
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