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[コメント] 不思議惑星キン・ザ・ザ(1986/露)

全く知らなかった一人のロシア人の脳みそに瞬間移動。「クー」って実際やると意外と難しい。あの素敵な間は出せない。キュー!
peaceful*evening

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







冒頭の瞬間移動。あれは本当に観客の気持ちだよね。見渡すと砂漠で、遠くからブォンブォンと飛来してくる巨大鉄パカポコ。あまりにも唐突なんだけど、あれにピッタリはまると本当気持ちよくて、普段(夜見る)夢に出てくる脈絡のない話に似てる。

あのチープさで進んでいくかと思いきや、地下に入ると底の見えない螺旋階段。(私はここを境に映画にはまり込んでしまった。)

そこにいる騙す軍団が、やっぱし宇宙なりにも“パンク”な雰囲気で「わかりやすい」と思ったり、PJの支配する(支配してんのかな?)工場(工場?)で作ってるものや競技、頂点に君臨するPJの部屋は、ハーレムとも思えるが、やってる事は子供の遊びだったり(だけどなんか「覗いてはいけない世界」っぽかったり)、色ステテコには挨拶しなきゃいけないっていう緊張感があるのに、銃を向けると意外とヘナチョコで言うこと聞いたり・・・。

何を基準に「よし」なのか、「ダメ」なのかが絶妙。一見「バカ」なストーリーを本気に作り上げるって相当難しいよ。

なんとなく街を歩いてて、通りすがる救急車に「クー」してる人がいたら、一瞬でその人と友達になれそうな気がする。やってみようかな?

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (5 人)埴猪口[*] りかちゅ[*] ゼロゼロUFO[*] じぇる[*] スパルタのキツネ[*]

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