どのようにして飛んでいたのか、ということについてどうもうまく説明できず困ることが多かったのですが、これからはこの映画を見てもらうことにします。

注：

人は飛ぼうと思えば飛べるものです。けれど、それを「電波だ！」だの「非科学的。」だのといった一言で片付けてしまうようでは飛べないものなのです。その懐疑心こそが重力となるからです。「飛ぶ」というのはそういうことで、現実の肉体の動きばかりにとらわれていては、飛べるものも飛べなくなってしまうのです。

私の場合、中学を卒業した頃からすっかり飛べなくなってしまいました。残念でなりませんが、それはそれでよかったような気もします。

けれども、できるならばこの物語におけるイェンには、いつまでも飛び続けていてもらいたいと願っています。