[コメント] ハッド(1963/米) - 更新順 (1/1) -
過去を背負い、父への思いはあれど素直になれず粗野なふるまいを繰り返す息子。そんな彼を受け入れない父との親子であるが故に埋まらぬ溝の深さが心に響く。 [review] (ナム太郎) | [投票] | |
彼、主人公が破滅に至った大きな原因の一つは人のことを考えていないという所。そんな所は身につまされた。その他技術的には、撮影(ジェームズ・ウォン・ハウ)が群を抜いて良かった。 (KEI) | [投票] | |
ドラマの強度とは裏腹に淡々と映画はすすんでゆく。それが美しく感じられる瞬間もあったような気がするが、しかし僕にとっては単調すぎた。 (ハム) | [投票] | |
「エデンの東」とテーマは似ている。しかし、こちらには和解はない。ただ時間と茫漠たる大自然が過ぎる。父親と息子って、こういうもんなんだよ。それで強くなる場合もあるけれどね。 (セント) | [投票] | |
ジェームズ・ウォン・ハウがワイドスクリーンに切り取るモノクロの南部の光景には死臭が漂っている。確執から時代と風景の中にとり残され崩壊してゆく擬似家族のなかでパトリシア・ニールとメルビン・ダグラスが見せる諦観が哀れで痛々しい。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
パトリシア・ニールの存在感は確かに素晴らしい。彼女の印象があまりに強くて、男3人がウダウダやってる他のシーンが霞んでしまった気も。 (緑雨) | [投票] | |
マーティン・リットの最高作であることは疑いない。ジェームズ・ウォン・ハウの素晴らしさだけではないだろう。メルビン・ダグラスの厳格さ、パトリシア・ニールの何とも言えない気だるさ。このムードを徹底して演出したリットを誉めましょう。 (ゑぎ) | [投票(3)] | |
美しく、喪失感溢れるモノクロの画面とエルマー・バーンスタインの奏でる哀しげな旋律。そして登場人物たちから自然で切実な演技を引き出したマーティン・リット監督の演出…。静かな夜にじっくりと浸りたい、名作ドラマ。 (ガブリエルアン・カットグラ) | [投票] | |
痛々しいほど渇いた風景に乾いた人間関係が干からびた大地の網目模様のように浮かび上がる。 (muffler&silencer[消音装置]) | [投票(1)] |