『鮫肌男と桃尻女』を料理で例えるなら「豪華な素材に調味料を色々使って美味しく仕上げました」っていう感じでした。素材も然ることながら、調味料が良かったんです。「笑い」や「間」、「無意味なエピソード」なんかです。

それが今回、調味料はそのまま美味しいんですが、豪華素材がなくなっちゃった。いくら塩胡椒の味付けが好きでも、塩胡椒を皿に大盛りで出されちゃ食べられません。

主題がキチンとしているからカッコ良かったんです。そして笑えたんです。

今作も最悪の作品てわけじゃなかった。笑ったし見入りました。だけどこれで2時間は正直長い。半分の長さなら、笑って4点付けてたんじゃないかと思います。悲しみを込めて2点。