劇場鑑賞から早４年。飛行機の墜落する場面が恐ろしかった。リアルだったなぁ。墜落する飛行機に乗っていたらあんな感じがするんだろうか。映画は疑似体験が出来るから素晴らしい芸術だね。手のひらに汗が滲んでしまうぐらい興奮させられた。半端なホラー映画より恐怖体験が出来る。あのシークエンスだけでもアカデミー視覚効果賞モノだ。（ノミネートもされてない！）

　墜落してからの４年間が長い。“４ＹＥＡＲＳ　ＬＡＴＥＲ”という字幕が入り省略される。虫歯が痛み出してスケート靴の刃で荒療治する場面は『マラソンマン』より痛いと思うよ。荷物の中には役に立たないモノばかり入ってたけど全部使い切ったった所がエライなぁ。ビデオテープなんかも引きずり出してロープに加工してたでしょう。出来る男は無人島に流されても生命力あるね。

　ボールのウィルソンも４年後には髪の毛を生やして「相棒」の風格が出てた。２５キロも減量するとお腹の皮がたるんでしまうんだなぁ。トム・ハンクス痛々しかったよ。体形は特殊効果で痩せさせられんからなぁ。映画は故郷の交差点で終わる。秒刻みの仕事を選ぶか辞めてゆったりとした人生を選ぶかの「人生の岐路」だ。もうフェデックスの仕事には戻らないような気がする。