コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 特急二十世紀(1934/米)
- 投票数順 (1/1) -

★3劇作家特有の現実を虚構で誇大化するジャフィ(J・バリモア)の性格が滑稽な“憎めなさ”ではなく“狡猾さ”に見える。役柄のオーバーアクトが本編との境界を曖昧にするからだろう。その分笑いの「数」で損ををする。空間への巧みなキャラの出し入れはさすがホークス。 (ぽんしゅう)[投票]
★5ホークス・チーム第1作から完成され切ったスクリューボールで箆棒なものだが、さらに凄いのが画期的と思われる物語話法。普通はホロッとさせるのは終盤だろうに、本作はこれを序盤に当てはめて全く無理がないのだ。 [review] (寒山拾得)[投票]
★3会話シーンにおいて片方を立たせたり座らせたり、位置関係を変化させることでだるくなりがちな会話に速度感を呼び込むのは流石だが、演出とか画面が〜とか言う前に女を騙して終わりっていくらなんでもそれってどうなのよ?と。何だか釈然としない。 (赤い戦車)[投票]
★2“チョーク”のシーンだけは笑えたが、あとはハッキリ言って私には面白くなかった。皆さんのコメントを勉強させてもらいます。 (KEI)[投票]
★4演劇者に対する悪意が原動力となった知的な喜劇。数年後ホークスは『ヒズ・ガール・フライデー』や『赤ちゃん教育』というこのジャンルの最高傑作を発表することになるが、既に本作は傑作である。これほど芸風の違う役者たちを束ねる統率力の高さといったら! (ジェリー)[投票]
★4脇役まですべてのキャラクターがしっかり生きていて面白い。大げさな動きも見事ハマってる。 (あちこ)[投票]
★4ジョン・バリモアキャロル・ロンバードも、とりわけバリモアがかなりのオーバーアクトに映るが、しかしこの過剰さは演劇人の日常生活の言動を戯画化したものだろう。さらにこのバリモアの演技こそ映画的演技の呪縛から解き放たれているのではないかさえと思えてくる。矢張りホークスは常に映画の官僚制から自由足り得ている。 (ゑぎ)[投票]
★4声のトーンやら演技から何もかも舞台をそのまんま映画に持ってきてやっちゃってるけど設定が設定だけになんの違和感もない。面白い(笑)。市村正親と大竹しのぶ(ちょっと年食ってんな・・・)で十分やれる。 (TO−Y)[投票]
★4スクリューボール…いいですねぇこの感じ!いかにも劇作家…といった感じの大げさなセリフが笑えるジョン・バリモアのキレ具合と、いかにも大根…のはずがあれよあれよの華麗な変身を遂げるキャロル・ロンバード!丁寧に描かれる脇役も嬉しい。 (ガブリエルアン・カットグラ)[投票]