[コメント] ハンニバル(2001/米)
最新技術によるCGに頼って猟奇殺人を映像で表現した事が、反対にあだになってしまい胡散臭さを増したような気がします。口上による猟奇殺人の表現の方が怖さを増すと思うし、その方が想像力が掻き立てられレクター博士の神秘性も輝くというものです。それにA級という触れ込みで、このような悪趣味な映像はいけません。スプラッタが嫌いな僕が間違って観てしまうではないですか!
アクション映画がCGを駆使して派手になって行くのと同じように、サイコホラー表現も、年々どぎつくなって行くのでしょうか。個人的には人間と人間による心理戦が上質なサイコホラーだと思っているだけに、この傾向は残念でなりません。
口直しにヒッチコック作品でも観るとしますか・・・。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。