[コメント] 偶然の恋人(2000/米)
売れっ子の二人に似合わぬちとシリアスな内容。地味、予定調和と思いながらも感動してしまった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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チラシとかもろにラブコメぽいので騙された。タイトルからも、サンドラ・ブロックとやった「恋は嵐のように」と同様のテイストを連想しちゃう。
売れ線ハリウッドものとは違って、ほとんど盛り上げる音楽使わずに地味。ちょっと暗いし。もちろん、行き違いで離れた二人が最期にヨリを戻す展開はやっぱりお約束。
エグゼクティブでナンパ野郎だったベン君が、良心の呵責と闘うさまがウルウルさせる。ほとんど大根と言って差し支えない表情の乏しさだが、他の役者なら大号泣ものの熱演ができるシチュエーションをあえて(?)抑えた演技をしたことで、リアリティが出て、グウィネスも立たせる結果になったと思う。
グウィネスは、なんだかんだいっても野球観戦に誘ったり、結ばれるときとヨリ戻しの両方とも自分から彼の家に行っているし、能動的なところが気持ちいい。結果的には、夫を死に追いやった男に鞍替えしたわけだが、人生ってそんなもの。母親も忠告してたように、前向きにケ・セラ・セラと捉えればいいのだろう。
この母親や、ベンとしみじみ語る長男や、辛辣ながら優しいゲイのアシスタントなど、脇役のキャラが生き生きしていて暗めなドラマを救っている。
それにしても皆さん、点数低いんだよねー・・・。
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