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[コメント] おかしなおかしな大追跡(1972/米)

そんなに大笑いもできないんだが,なぜか印象に残る変わった種類の”おもしろさ”。「どのバッグが誰のか?」なんて,途中からどうでもよくなっちゃう。
ワトニイ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







意味がありそでなさそな人々が次々と登場し,『ペーパー・ムーン』と同じ監督が撮ったとは思えないくらい延々と続く,これまた意味のありそでなさそなドタバタ。そんなに大笑いもできないんだが,なぜか強く印象に残る変わった種類の”おもしろさ”がある。

何よりも赤いチェックのバッグが次から次へと出てくるという発想がすごい!

「このバッグを取り違えて大騒動になるんだろうな?」とすぐにわかり,先を知りたくなってのめり込んでしまう。その意味でツカミはOK。

しかし,ジュディ(バーブラ・ストライサンド)の正体をはじめ,思わせぶりに出てきたわりには,大した秘密もなかったというのが多くて,いささか拍子抜け。

それにしても,当時あんなバッグ,流行ってたんでしょうか?

そうそう! たった一カ所だけ大爆笑したシーンがありました。『ある愛の詩』のラストで主人公(ライアン・オニール)が言った名セリフを,他ならぬライアン・オニール自身に「バカなセリフだ」と吐き捨てさせたところです。

(評価:★3)

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