[コメント] レクイエム・フォー・ドリーム(2000/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
麻薬は意外と身近な存在だ。
小学校や中学校のときタバコやエイズみたいなものに対しての早期教育を受けた記憶があるが、その中に麻薬の授業もあったような気がする。当時はドラッグなんて違う世界の存在かと思っていたら、意外とそうでもなかった。万が一、気軽に使用できるような状況に遭遇したとき、実際に使用するか否かは本人次第だろう。特別な修行や技術はいらないのだから。意志の弱い者なら場に流されてしまいかねないだろう。まあ、結論からいえば、私はもちろんやったことはない。ただ日本人もこの映画をそこまで他人事だとは思わないほうがよいとは思う。
ポップで比較的お気楽な前半のムードからは想像できなかった後半の地獄が恐ろしすぎる。ちょっとやばすぎて息のつき場がなかった。自業自得とはいえ悲惨すぎる。エレン・バースティン。飲む錠剤が増えていくところなんか本当に止めたくなる。『トレインスポッティング』の100倍は怖い。確かなセンスを感じた前半の映像は、後半に入ると狂ったように入り乱れて展開していて全く別物のような感じだ。この映画でほんの少しでも麻薬使用者が減ったことを祈る。でもやっぱりバカにはわからんのだろうな・・・。
しかし世の中イカレた奴が多い。この前なんかバイト先で「梨」を手に真っ暗闇のトイレに30分も閉じこもった男がいたんだけど、やっぱりラリッていたのだろうか。かなり異常な事態だった。しかし何故に梨を持っていたのだろう。あまり関係ないか。結論。やはり麻薬は怖い。これ以外にないか。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。