映画館では恥ずかしいくらい泣いちゃった私。とにかく彼の笑顔が見れるだけですごくいい気持ちになれた。

しかし、あんなファンタジー仕立てで良かったのかどうか・・・。もちろんダウン症のことや、障害者と社会の関わりに真正面から取り組んだ映画では無いのだが。

悪のりっぽいギャグやミュージカル風演出は時にイライラさせられた。まじめな性格なのでチョコを放りなげたのも腹立った。てんとう虫が飛んでいくのを見上げたシーンは素敵。 エリート・ビジネスマンの人間性回復の話でもあって、会社や妻とのシリアスな場面とのバランスが不自然な感じがした。最後に、唐突に彼の死を説明して済ましちゃうラストもヤな感じ。