なかなか良い感じの映画やね。詐欺の手口が面白いなぁ。でも貧乏人から騙し取ってるのがあかんね。騙し取られた人の「その後の暮らし」が描かれとらんけど「牛を買う金」無かったら生活成り立たんなぁ。

　アウグストブロデリック・クロフォードが、ピカソリチャード・ベースハートに「おまえは、若いからやり直しがきく。俺は４８歳だからこの仕事しかないんだ」みたいな事いうね。ピカソの奥さんのイリスジュリエッタ・マシーナも「あの人達と付き合うのやめて」言うんやなぁ。この人「ジェルソミーナ」に見えて仕方無かった。

　後半からピカソとイリスは出てこなくなる。アウグストが大学生の娘と映画を観とった。詐欺にあわせた相手が映画館にいたんやなぁ。映画館から警察へ連行されてしまうんやね。刑務所に少し入れられて釈放されたんやろうね。

　昔の仲間とニセ司教をやることになった。小児マヒの少女がおって「金は持って来れなかった」というんやなぁ。良心が疼いたのは確かなんやろうけど。正直よくわからん映画やったね。