コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001/日)

昭和レトロ好きなので、ケンやチャコとはインテリアの趣味などでけっこう気が合うかも。「仕切り戸はやっぱりガラスの引き戸であるべきよね」とか。あと、高野文子でも盛り上がれそう。
tredair

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ああ、彼らと一緒に東京昭和スポットめぐりしてぇ! ステンドグラス&シャンデリアな喫茶店で、赤いサクランボ付きのメロンソーダ飲みてぇ!

ともあれ、私には彼らの気持ちもよくわかる。ような気がする。 人間だれしもがいつでも前向きに生きなきゃ、だなんてことはないと思うし。

そもそも、未来は閉ざされてる、と感じるのはそんなにいけないことなのだろうか。それってけっこう事実だったりもするような。

彼らの場合、その解決策がやや趣味世界に走りすぎというか強引、つまり間違ってただけで、「じゃー、こんなふうにすればいいかも!」というアイデアを抜群の統率力と技術力で実行に移せたのだから、考えようによってはたいしたものだよ。とも思う。

今がだめだと感じるから、このままじゃヤバイと感じるから、人は「何かしなきゃ!」と考えるのではないかなぁ。現状に満足していて未来像も満ち足りているのなら、そのままゆる〜く流れに乗って生をまっとうすることも可なわけで。その点、ケンとチャコって実はとんでもなく人生に前向き。自らゴー!な、やる気満々な人たち。まさにモーレツ?

だから、彼らに向かって「そんなに絶望するなよ」とは言いたくないけど、「絶望してるなら視点を変えて、次のネタをよろしくです。」とは言いたかったりする。

なんて、人に頼りきってばかりの自覚なきダメなオトナとしては、強く思うわけであります。どーもすみません。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。