[コメント] クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001/日)
確かにこの映画からは20世紀の懐かしい“匂い”がした。映画の進行そっちのけで、日が暮れるまで花いちもんめやかごめかごめをして遊んだあの頃のことを思い出している自分がいた。しかし・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
この映画は本来子ども向けのアニメ映画ということを思い出し、そして考えてみよう。 結局は、20世紀の“匂い”というものが、大人を惑わす悪の存在となって子どもたちに、写ってしまうのではないか心配だ。
確かに私たちは未来を生きていかなければならない存在であって昔を生きることはできないが、振り返ったり懐かしんだり、時折は今を見つめなおすために昔と比較することも悪いことじゃない。
大人たちが、今でもその懐かしい“匂い”に遭遇すると夢中になってしまうような魅力的な遊びや日常がそこにあったことを子どもたちはこの映画を見て理解してくれるだろうか。 テレビゲームばかりしている子どもたちには、やっぱりかごめかごめや缶けりなんかの楽しさを分かって欲しいと思うのである。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。