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[コメント] 馬鹿が戦車でやって来る(1964/日)
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★3小さな悪意の総和が加虐のマスエネルギーへと変質する閉鎖集団の暴走を描いているのだが『ドッグヴィル』な不可逆的帰結ではなく安寧な寓話世界へ閉じ込めようとする。戦車というアイコンの衝撃性が殻を打破するかもと山田に期待することが間違いなのだ。 (けにろん)[投票(2)]
★4フーコーの狂気論の挿話のような村落世界 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★3ご老公の語り口がいい。紀子さんが紀子さあ、になるの。 (黒魔羅)[投票]
★3「六は楽しそうでいいね」と娘(岩下志麻)に言わせたセリフが、山田洋次らしいというか、いいなぁと思う。 (KEI)[投票(1)]
★3まさかハナ肇主演でこんな映画だとは題名からは想像もつかない。☆3.5点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票]
★4同時代の大島渚が描いた被差別者が向かう先が起爆や反乱であり、今村昌平のそれは強かな居直りだった。山田洋次は、サブ(ハナ肇)を新しい路の開拓者として描く。その路を放心唖然とたどる差別者たる村人たち。そして幸福の極みにあるカップル。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
★2詩情豊かにまとめれば村人の醜悪さも主人公の単細胞っぷりもチャラになるとでも思ってるのだろうか。岩下も綺麗なだけでマネキン人形みたい。 (TOMIMORI)[投票(1)]
★2タイトルから昔感じたわくわく感のみに加点。ストーリーはタイトルを裏切る陰惨なムラ社会の悲劇である。こういう物語を軽い茶飲み話として片付ける山田洋次の偽善性を、自分は唾棄すべきものと感ずる。 [review] (水那岐)[投票(3)]
★3例えば犬塚弘の全く山田洋次らしいイノセンスやラスト近くの浜辺のカット−シュールだが同時に小津を想起させる絶品の構図だとか、とても良い部分もあるのだが、本作がイマイチだと感じる一番の要因は戦車の走行スピードにある。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★2まず全然面白くない。ムラ映画としても、川島や今村のようなアクの強さがないから、ハナの暴走に殆ど共感出来ない。岩下志麻演じる女性キャラが平板。團伊玖磨の音楽も決定的に古い。和製『ギルバート・グレイプ』はハナ肇(&犬塚弘)だったか、という感慨くらいしか残らない失敗作。 (町田)[投票(2)]
★4最後まで救われないなあと思ったけど。 [review] (蒼井ゆう21)[投票(1)]
★3コメディーという笑い話では覆いきれない差別。閉鎖された村社会に救いは無い。救いがなければコレはコメディーでも何でもない。山田洋次は何を撮りたかったのか全く持って疑問。 (sawa:38)[投票(4)]
★3少々頭は軟らかいが腕っぷしは強くて気持ちはやさしい主人公が巻き起こす人情喜劇・・・というコンセプトで始まったはずの馬鹿シリーズだが、三作目にしてただの馬鹿に成り下がってしまった。ハナ肇の存在も薄くなる一方。 (マッツァ)[投票(1)]
★5こら!洋次!『学校』なんて美談を撮ってるのに村人が「気違い!気違い!」って弟馬鹿にするのはどう言う事だ!! (教祖)[投票]
★4このハナ肇演じる主人公の強暴さ加減。山田洋次という作家は、虐げられたものに対する慈しみ(ひょっとすると逆説的には蔑視の)念のようなものを常に描く監督ということがこの彼の若いころの作品を見て思った。だけど演出が後に比べて中途半端。そこがまた言い知れぬパワーを感じさせるのだけどね。 (takud-osaka)[投票(2)]
★4メッチャクチャ貧乏。THAT'S 日本人!!オレは、とても悲しい映画だと思った。 (poNchi)[投票(1)]
★3ラストまで救いがないってのがスゴい。なんとなく見てると楽しい映画なんだけどねえ。 (オノエル)[投票]
★4よかったなあと思った記憶あり。 (りゅうじん)[投票]
★3タイトルほどのインパクトに欠ける・・・、とまで言ったら言い過ぎだ。ちなみに「戦車」はタンクと読ませます。 (G31)[投票]