[コメント] 千と千尋の神隠し(2001/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
2001年公開時には、息子R太(当時 園児年中)は、甥っ子といっしょにつれられ観にいっててたので、 なんとなく見過ごしてしまってました。
R太 感想曰く・・ 「こわかった。」
前作、もののけ姫を観ても、怖かった印象があったので、 ロングランであったにもかかわらず、どうも足が向かなかったのです・・ 天の邪鬼な性格ですね・・・ (^_^;
興行的成功と、ここ シネスケの高評価が、イマヒトツ理解できないでいます・・・(^_^; 2002/07/30現在 686人 平均 ★4.1 うーーむ・・実に高得点です! 多分、fufu的にも、絶対評価は高くなるのでしょうが(★4かなぁ・・?) 他の宮崎駿作品の流れで 新鮮み少なし 故に印象としては期待度が高かった分下がり、★3でしょうか?
言わんとするテーマは たぶん解るのですが、(ホントか?)作品としてホントに良かったのか? 誰か解説して欲しい気持ちです。
率直な感想は、、息子R太と同じ・・ "気持ち悪かった・・ 怖かった・・ 臭ってきそうだった(^_^; " と言うところでしょうか。(;^_^A アセアセ…
●冒頭のお父さん、お母さん・・ ・四駆だからって、初めての狭い林道をあんな猛スピードで駆け抜けるお父さん… 勝手に事故したり、神隠しにあうのはまだ良いとして・・ 後ろには子どもも乗ってるし、、、、、 それよか もしも!! 誰か、道に出てきたら取り返しのない事故に・・! ・引っ越し屋さんとの約束をほったらかしにしている態度・・ 醜いです。。。。。 街でも、道徳観のない大人・・ よく見かけます ( まぁ… 人の事言えないけれど・・(ナイアガラ滝汗 )
子どもの視線から見て もし大人が "豚" に見えてると思うと、どきりとさせられます。 えっ! ぶ・ぶ…豚だって!!(おなかのあたり) ビミョーに反応(爆)
●八百万の神々がおとずれる銭湯で… ・人間の捨てる廃棄物で腐ったようになった神様・・ ・カオナシも現代社会の、自主性のない人々(お父さんお母さん)を風刺したものか・・ ・ハクの帰っていくべき川は、すでに なくなっている・・。
今、「千と千尋の神隠し」のセルビデオ&DVDは、DVD/CDショップに限らす、 スーパーあたりでも、山・・というより、壁… あるいは 川や海のごとく大量に並んでいますが(^_^; この作品を 宮崎 駿監督作品 の「となりのトトロ」や、ディズニー作品、などと 同じ感覚で子どもに与えて お茶の間で、お菓子でも食べながら みせてよいものか・・・??? とっても、疑問に感じるのです。 毒気が強いし、、、 、、もし、劇場でも、ポプコーン食べながら観てた人なら、 きっと、手が止まったシーンもあるかと思われ・・??
売れるのは別に良いのですが、ほんとにエンターテーメント製のある作品なんだろうか? 少数の人には絶大なる評価だけれど、あまり一般ウケしない? というのが、解りやすいポジションのような気がするのですが・・・・・???
う〜〜〜〜ん・・ぼくの感性、ずれまくりなんだろうなぁ〜〜(ノ_<。)ビェェン 実際評価 高いですし・・
CinemaScape@らいてふさんの 銭婆と湯婆は、同一人物説は説得力がありますね・・・
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思うに、この作品は宮崎駿監督お得意の 環境 + 八百万の神さま そして、環境をよごし、神をかえりみない人間に対する、強烈な風刺+批判なんじゃないかなぁ・・ と思いました。 その点、ナウシカ〜もののけ〜ぽんぽこ等の作品と共通したテーマなんだと思う。 以前、『風の谷のナウシカ』の評で書いた"女性観"は、今回ぼくには読みとれませんが・・ 宮崎監督は、もうこの世の人間達にほとほと失望してしまっているのではないか? なんて、よけいな心配をしたり・・??
印象的なシーンは、千というか、千尋が本当の名前を知って、 2度、大粒の涙を流すシーン・・ 1. おむすびのシーン 2. ハクのシーン です。 この二つのシーンでは、あの不思議な世界で、 現実(?)の世界と一瞬繋がり、いきどおりのない感情があふれたところなんじゃないかと思いました。
★ あの涙が、今回宮崎監督が一番描きたかった部分なんじゃないかと思う。
「一度観たら忘れないよ。 忘れたんじゃない、思い出せないだけさ。」
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時に、セルDVDが、劇場公開時と赤みの色が違うと、問題(?)になってるそうです。 劇場版もDVDも観てないぼくには判断不可能だけど・・(^_^; ※今回ビデオで鑑賞。 もし、回収騒ぎにでもなったらそれこそ腐れ神さまじゃないですが、 大量の産業廃棄物を生むこととなり・・ あまりに不本意・・(汗 たしかに、印象的な赤・・というか朱色ですね。 普通、綺麗と感じる事が多い赤ですが、 今回の赤=朱は、ぼくには なんとなく 東洋的というか、非日常的というか、、、、不気味に感じました。 宮崎側が、これで良い・・ というのなら、それでよいとしましょう・・ そもそも、劇場のフィルムとDVD鑑賞のモニターではまったく同じ色を再現するなんて不可能でしょう? (…と言っても、観てないからナントモ言えませんが・・ とカオナシ的発言(爆))
「赤」と言えば、冒頭のお父さんの車ですが、 アウディーの グレーっぽい四駆に乗ってましたが、 ひょっとしたら、ホントは赤のアウディーに乗りたかったのぢゃないのかしら? ( ※ 根拠なしですが、ナントナク アウディー四駆というと赤をイメージしてしまいました。) でも、世間体とか 周りの目を気にして グレーにしたのなら、 なんとなぁく やっぱり、、、ひょっとしたら、カオナシなのかもぉ〜・・ってゆぅかぁ〜〜・・ ぼく的には、そんな気がしたみたいな・・・?(笑) (って思いっきり主体性のない文ですが(笑))
そう言われてみれば、インターネット向きの文章ってぇ〜… 主張をぼかすとゆーか、ズバリと言わないっぽい的ぃ? つーか、カオナシ的な文章が 多いっぽい(かなぁ〜) ですね・・(汗 ??
は! こんなまとめでいいのか!! (..;)
2002/07/30記
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