[コメント] 素晴らしき戦争(1969/英)
コメディから悲劇にどうして変化したのかわからん。皮肉屋の結論をぼやかすイギリス人らしさは表現できてた。(2012/2/13)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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悲劇の王様といえばシェークスピア。そのシェークスピアの悲劇をこのんでぼやかす演じていたのがローレンス・オリヴィエ。
冒頭の第一次世界大戦が始まるきっかけのところはリチャード・アッテンボローらしからぬ小喜劇だが、ここだけ別の映画だった。
でも彼にとってこの作品はマイナスではなかったと思われます。監督デビューでこれだけの大掛かりな作品を生み出せる力を持っているのですから、リチャード・アッテンボローのキャリアデビューとしては十分でしょう。
昨今の戦争映画に比べれば、兵士の遺体の首や腕がなくなっているわけでもなく、内臓が飛び出すわけでもない。
そんなのどかな戦争悲劇を工夫して作っているところは好感が持てる。
しかし30万人も犠牲者を出して、全く作戦を変えることなく、神のご加護だけで突き進んだ司令官の責任は重い。
従って、失敗作戦を延々見せつけられる観客も辛い。
笑えない。
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