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[コメント] 姉のいた夏、いない夏。(2001/米)

邦題が珍しく成功している作品。
beatak

2001年 アダム・ブルックス 監督作品。2001年サンダンス国際映画祭出品。

18歳の フィービー(ジョーダナ・ブリュースター) は、8年前にヨーロッパで自殺した姉の フェイス(キャメロン・ディアス) を忘れられない。ある日母親の ゲイル(ブライス・ダナー) との喧嘩を切欠に姉の足跡をたどる為、ヨーロッパへ旅立つ。そこで姉の恋人だった ウルフ(クリストファー・エクルストン) 再会し、一緒に真実を探すのだが・・

フィービーのロード・ムーヴィー。成長物語として捉えると、確かにその過程が短すぎる気もするけれど、話に惹かれているので全然気にならない。映像も全編に渡って美しいし、こういう語りの巧さみたいなものは、アメリカ映画の良質なところだ。ストーリーは少しひっくり返るものの、スムースに語られ、見ていて困ることはない。控えめな音楽もイイ。

パリの風景が現在風なのにちょっとだけ引いた。が、そこはアダム・ブルックス監督とプロダクション・デザイナーのロビン・スタンドファーのねらいどころらしく、ストーリーに集中させるため、'60年代を意識させる要素を極力省いたとか。ま、小さな作品だったようで、カメオを出す予算が無かったのかもしれない、と邪推もできますが(笑)・・ま、私はそれほどは気にならない。

若いフィービーを演じる カミーラ・ベル が可愛いし、日本のフライヤーも最高。なにより邦題が大当たりだな。珍しく。

(評価:★5)

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