これを観る前にちょっとしたアクシデントから『チアーズ！2』の方を先に観ちゃって、それはそれで面白かったんですが、いざこちらを観てみると、やはり『チアーズ！2』の方は色褪せてしまいますね。点数を下げざるを得ない。うん、出来が全然違う。

私、基本こういうスポ根モノは大好きなんで、結構好んで観ているんですが、この作品はそういったスポ根系の基本をしっかり踏襲しつつも、ちょっと捻りを効かせてある。主人公チームが不正をしていたとか、お金を払って振りを買うとか、スポ根の基礎に意外性を散りばめてあって、そこが良かったと思います。

それから2位に甘んじた大会結果にも大ハシャギする彼女（彼）らは、見ていて本当清々しかった。日本でありがちな悔し泣きとかが正直なところ嫌いなので、こういうあっけらかんと自分たちの結果を受け入れるところがなんとも爽快でした。

それにしたってトロスも食ってしまう程のクローバーズのオーラや貫禄には目を見張るものがありました。アレはそう簡単にかもし出せる代物じゃない。"不遇の王者"としての存在感。素晴らしかったです。

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08.03.04　記