だからといってハッピーな人生なんてなかなかないのだけれど。

　クスリ好きですか？　ま、キモチいい物ではありますよね。ちょっと吸えば飛んじゃえるし、ぺろっと一舐めすればトリップできますから。でも、僕は好きじゃないです。全否定はしないし、やったこともあるけれど、僕は嫌い。

　理由は幾つかあります。

　一つ。

　日本にはドラッグカルチャーなんてモノは存在しない。

　クスリがきらいというより、日本人でクスリをキめて喜んじゃってる、勘違いしたスタイルの持ち主が嫌い。

　二つ。

　被害を被る人が絶対にいるから。

　例えば、我が国を例に一つ。シャブの売人さんは、マンションヘルスだとかの風俗系に営業に行きます。どうするかっていうと、ブツを女の子のアソコに塗布しちゃう。それでヤると、まあ、とんでもなく気持ちいいんです。風俗関係の女の子は、ストレスが溜まりやすいし精神も不安定、それでいて金だけは持ってる。売人さんにとってはいいマーケット。女の子は簡単にはまっちゃう。あまり幸せとは言えない、負の連鎖が続いちゃう。

　僕はライターという、一見クリエイティブだけど実は全然そうでもない仕事をしているんだけど、取材でこのタイプの女の子に何人か会いました。自分の目でそういうのを見ていると、本人が映画に登場して、「その後、娘はまだ会いに来ていない」なんてナレーションを入れられると、正味な話むかつく。

　あんた自分のしたことを本当にわかっているの？

　ま、作る側にはそれなりの理由と目的があってのことなのだろうから、それを考慮して★３付けるけど、僕にとっては限りなく★１な映画。

　作った奴もブロウ・ジョブな感じ。