ジャッキーの撮り方は確かにこれで合ってる。 ただし、徐々に合って「た」となりつつあるのを実感してしまった。

カンフーアクションは早回しなのでスピーディーなのは当然なのだが、それでも「すげえ！」と感じさせてくれた頃

（例えば『ポリスストーリー』）から 比べると、やはり年齢のせいなのか躍動感に乏しく感じられる。

アイデア勝負のアクションが盛りだくさんなのは相変わらずだし、（ＣＧでないことを切に願う。特に最後の方のターザン→ぐるんぐるん）

今回はクリス・タッカーという相方に恵まれたこともあって楽しめたのだが、そろそろ、老いたら老いたなりの

アクションを確立するか、すっぱりあきらめて性格俳優的な役割に専念する時期なのだろう。

昔からのファンとしては少し寂しい気分だが。

※なんだかプロレスラーの晩年期の身の振りかたともかぶる気がする・・・

せめて１０年前にジャッキーの魅力に気づいてくれなかったものか、ハリウッドよ。