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[コメント] 清作の妻(1965/日)
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★5そう、ココは愛のない時代にアモール(愛の神)が住まう家。久々に観賞後、声を上げて大泣きする。 [review] (ボイス母)[投票(13)]
★5振り返りざまにみせる若尾文子の笑顔。 [review] (田原木)[投票(5)]
★5真のエネミーは夫。深く考えもせず、気軽に愛を口にする貴方が憎いから。 [review] (はしぼそがらす)[投票(4)]
★5主語が「私」か「我々」か。「私」を貫き通すカネにとって、清作が「我々の村」、「我々のお国」という避難場所に逃げ込み「私」として対等に向き合おうとしない限り二人の「私たち」の関係は成立しない。増村保造の蔓延する偽善愛への異議申し立て。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
★5今観てもまったく古びていない旧共同体批判、ムラ社会に核弾頭を撃ち込む恋人たちの革命。日本的「馴れ合い」よりも愛という名の「孤立」を。そして「本当のめくらは誰か?」と問いかけるウルトラ個人主義者=モダニスト増村保造入魂の最狂傑作。 ()[投票(3)]
★5これは断じて反戦映画などではない。一個の純愛映画である。エゴイズムに充ちた愛など単なる自己愛だ、という人がいるけれどエゴのカケラのない愛だって単なる自己陶酔じゃないか。『清作の妻』見やがれ、と云いたくなる、そんな作品。 [review] (町田)[投票(3)]
★5増村のみならず日本映画の中でも最高傑作だと思う。こんなに最後まで圧巻された映画には人生で3本は出会えない気がする。愛とは孤独なもの同士が孤独のままに相手の孤独の温度を感じること。この映画に出会えて幸せなワタシ。 (超伝動エネルギー貯蔵)[投票(3)]
★5男にも女にも、人には一生を棒に振ってでも手に入れたいものがきっとある。恐ろしいまでに昂ぶる情念の渦。そして冷笑する人々の灰色の瞳と永遠の孤独。 (マッツァ)[投票(3)]
★5凄まじい出来の映画。このレベルの狂気に論理的に妥当性を与えて観客に共感させるというのは相当難しい事の筈だけど。 [review] (t3b)[投票(1)]
★5おカネと清作がはじめて対等に向かい合えたその瞬間、二人にはいかなる世間の嘲笑や迫害にも耐えうる覚悟ができたように思え、ひたすら涙がこみ上げた。 (太陽と戦慄)[投票(1)]
★5相手を打ち砕かんばかりに愛する。相手を永遠に自分のものとするために、そのものを壊してしまう。究極の愛の形はエゴイズム。 (木魚のおと)[投票(1)]
★5内容ももちろんだが視覚的にも凄まじい映画。今見ても全く古びていない。 (赤い戦車)[投票]
★5「村の面目まる潰れじゃ」←誰がそんなうまいことを(ry (TOMIMORI)[投票]
★5愛欲の話かとおもいきや、ラストで突然ハシゴをはずされる虚脱感がたまらない。純愛の話と見るか、村社会日本への異議申し立てと見るか、見る人の哲学が試される不思議な映画。 (すやすや)[投票]
★5唐突に始まり、唐突に終わる。この手法に軽く目眩を覚える。終了後も劇中終始流れていたおどろおどろしい音楽が脳に染み込んでその余韻に揺さぶられる。そしてしばらくすると若尾文子に呆然としている自分に気が付く。完敗です。 (sawa:38)[投票]
★5男は視覚で女を抱くが・・・(ネタバレ・落ちあり) [review] ()[投票]
★5義務 vs 感情の壮絶なバトル。しびれるぞ〜〜〜。まるで里中満智子ものをみているような展開。その末に辿り着いた村八分の二人。 「ここで生きるんじゃ! ここで!!」  やっぱり村八分モノはいい。意地は張るためにあるんじゃね。 (ニシザワ)[投票]
★5若尾文子はこういう女の役をやらせたら天下一品![追記あり→] [review] (直人)[投票]
★5観終わったあと、ほんとうに身体が震えて止まらなかった。 (movableinferno)[投票]
★4他人を卑下し、その薄っぺらな優越感にしか幸せを見出せない人間たち。それが人間の性であると増村はさりげなく主張しつづける。退屈からは甘ったるい恋しか生まれないが、極限からは壮絶な愛が生まれる。それも人間の性。 (フライヤー1号)[投票(5)]
★4まっとうな愛情が、わずかな心の傷から、壮絶な愛憎にすこしずつずれ込んでゆく様が、すごく緻密に描かれていて感嘆。若尾文子の狂ってゆく時の眼が、すごい。 (エピキュリアン)[投票(4)]
★4ふぅっ、息苦しい。この映画を見た人の大半は、若尾文子が「狂っている」と感じるだろう。しかし、実はそれは「若尾が狂っている」のではなく、現実世界の関節が外れてしまっている何よりの証拠なのだ。あぁ、外の空気を吸わせてくれ。 (若尾好き)[投票(3)]
★4こんな連中が先祖なんだよな,日本人は! (死ぬまでシネマ)[投票]
★3これが「アダムとイヴ」の話であることは明らか。楽園から追放される二人。そこから始まる新しい歴史。増村は戦後の日本映画において稀有な個性の持ち主だった、と改めて思う― [review] ()[投票(5)]
★3ラストで喋りすぎる田村高廣と、アーとかウーとかで演技になる若尾文子 (Aさの)[投票(3)]
★3戦争(国家)に浮気した夫と彼を取り戻したかった妻。[銀座シネパトス1] (Yasu)[投票(2)]
★3「好きなものは好きだからしょうがない!」 [review] (たかやまひろふみ)[投票(1)]
★3じめじめした素材を生真面目に撮りすぎ。増村作品は、新藤兼人が脚本書いてないものの方が好き。 [review] (緑雨)[投票]
★3純愛礼賛として見ても共同体批判として見ても、一人一人の登場人物から品性や知性や見識を抜き取って映画の傀儡にした上でのこと。そこを高く評価するつもりはないが、「こう見て欲しい」という監督の思惑を軽々と超えて近づき難い存在感を放つ若尾文子に脱帽。 (ジェリー)[投票]