[コメント] Wの悲劇(1984/日)
今の邦画なら1年に10本あるかないかという細やかな撮影と照明。大事なシーンでは美術・カメラ位置・動線等全てを決めた上で、あとの仕上げは役者に任せ1ショットの長回し。最初から役者に頼るのと、演出した上で最後に役者を信じることの違いを教えてくれる。ラストの拍手と切返しはさすがにマキノのお弟子さん、恥ずかしながら泣きました。傑作といえる出来映え。
(赤い戦車)
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