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[コメント] 最‘新’絶叫計画(2001/米)

オープニングは最高に笑えたがそれ以降は一気にトーン・ダウン。それにしてもアンナ・ファリスも今回に限っては結構可愛い顔なのに、1人で汚れ役を全部引き受けていた感じで、何か役者魂を感じてしまった。
わっこ

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映画を見終った人むけのレビューです。

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調査に向かった幽霊屋敷で幽霊と戦う大学生たちのホラーパロディ映画。『最終絶叫計画』の続編。

今回は『ヘルハウス』『ホーンティング』『ホワット・ライズ・ビニース』などの幽霊系の映画のパロディをベースに『チャーリーズ・エンジェル』『ロッキー』などのパロディを加えて話が進んでいく。

映画としてはオープニングの『エクソシスト』のパロディが最高に面白い。特にトイレシーン、嘔吐物のかけあいなど、神父役ジェームズ・ウッズは役者人生捨てる気なのかというぐらい下品な演技と演出で笑わせてもらった。ナターシャ・リオン演じるミーガンの失禁シーンもひどすぎ。

もしこのオープニングのテンションを最後まで維持できたら、今年最高の爆笑映画になること、間違いなしだったが、その後は一気にトーン・ダウン。唯一、笑えたのはシンディ役アンナ・ファリスと猫のボクシング・シーンぐらい。それにしても、アンナ・ファリスも今回に限っては、結構かわいい顔なのに1人で汚れ役を全部引き受けていた感じで、何か役者魂を感じてしまった。

ストーリーは75分と短い割にパロディのつなぎ合わせばかりをやっている感じで、全く内容がない。

キャラクターもアンナ・ファリス以外は今ひとつ、持ち味を発揮できていなかったように思える。それと、教授役のティム・カリーが重要人物のはずなのになぜか途中から全く登場せず、結局最後まで出なかったのも不思議。予算的な問題か?。

一度は公開中止の要因となった車椅子の男性のギャグ演出は見る人によっては過激かもしれないが、映画自体が低俗すぎてそれほど気にならなかった。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)水那岐 小紫

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