「イーサン・ホーク」がデンゼル・ワシントンの罠にはまり、一人ギャングの家に取り残されるまでの「これから、どうなるのか？」というワクワク感は、あっけなく解放されてから、急に萎んでしまいあとは平板なラストに、ただ流れていった。脚本に工夫が全然足りない。 どうせなら、「イーサン・ホーク」がカマを掘られる寸前まで行って欲しかった。 ラストは、ロシアン・マフィアに金を受け渡す場所にパトカーが駆けつけ、逮捕劇。「デンゼル・ワシントン」はむっくり起きあがり、囮捜査だったとかいうオチでもつけたら良かったんじゃないか。「イーサン・ホーク」があっけにとられ、勉強になったなー、という事で。