バスタブに頭から突っ込まれるその瞬間まで、ジェイクと一緒にアロンゾを信じようとしている自分がいた。「これは必要不可欠なトレーニングなんだ」と我が身に言い聞かせて・・・。アメリカの警察もので、このキャスティングで、こんな警官が出てくるなんて，確かに思っちゃいなかったです。見事に騙されたって、こういうことだと思う。途中までは「いつアロンゾは種明かしするのかなぁ〜」なんてぼんやり見ていたけど、後半に向かってどんどんのめり込んできて、もういい、もうトレーニングは終わりにしよう、と叫びたくなってくる。

hessさんのコメント、的を射てると思います。確かに，よかったとかつまんなかったとか、よくある感想が出てこない。もう一回観たいか、って聞かれても、即座には答えられないつかえが胃の奥に残っている。だから、今日のところは3点にしておきます。苦いわけじゃない。からいわけでもない。だけど、なんて甘くない映画なんだろう。

最後に，イーサンの一ファンとして．彼に警察官の役がこなせるなんて本当にびっくりしてしまった．デンゼル・ワシントンの正義感ぶりに飲まれ（実は全然違ったけど），ピストルを持った手が様にならずに浮きまくるんじゃなかろうか？と実は心配していた私は，彼に対して非常に失礼だった．反省し，私も精進することを密かにここに記します．