[コメント] まぶだち(2000/日)
中学生日記とスタン・バイ・ミーの曖昧な融合。思春期らしさと先生のキャラでようやっと☆4つ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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カメラゆっくりパンしてバスの陰にしゃがむ中学生を映し出す。この時にかかる音楽に違和感。この感じがずっと続く。
始め少年院の矯正施設かと思った。筆でかかれた文字を見ていたら。予算の関係と思うが、先生一人でクラスが一つ、これで中学校はちとつらい。ファンタジーの寓話っぽくするのかと思うとそうでもない。
人間−くずー不良の3分類はなかなかだが、描かれるのはくずだけで、人間と不良の描き込みがたりないので最後にスタンバイミーをやってくれても説得力はない。ラストに音楽で閉めるってのもそれまでの描き方と違っていて違和感。女の子も活躍しないし、テーマにもならない。随所にセンスは感じるがそれをまとめ上げる構成力が不足との印象。
それでも、少年たちの思春期らしさが良く出ていたのと、小林という教員が学園モノにない描き方で、確かにあのタイプはいるからリアリティはあった。背景が山で都会でないから自然はたっぷりある。それをもっと描いてほしかった。
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