[コメント] ダーティハリー5(1988/米)
皆さん随分手厳しいですね・・・確かに大した映画ではないかもしれませんが、私はこのプログラムピクチャー的、B級的な支離滅裂さに心惹かれて嫌いになれない作品です。
・エレベーター関連のアクションシーンでの、最初にエレベーターを見せるショットのカメラワーク
・刑務所でギャングのボスを脅したり、自殺騒ぎの男を宥める際カメラマンに扮するイーストウッドなど、単純にユーモアのあるシーンが多い
・爆弾を積んだラジコンカーとのカーチェイスは不明瞭なショットというものが無く、舐めてかかると驚く程の迫力がある
・ガンズの曲に合わせて口パクするジム・キャリーや、中国系の相棒の、突然のカンフーアクション、ヒロインの脚のフェチ的な見せ方(序盤だけだったのが惜しい)など、B級好きをくすぐる
・最後、スモークの中からかっこよく登場する主人公。どうしてフルショットにしないかなあ、バストショットだと迫力が出ないじゃん、などと思わせておきながらカメラが引くと「あ、そういうことか」と納得させてくれる笑
・ジャック・N・グリーンの撮影はイーストウッド監督作と同じく過剰なまでのローキーで、ラストの工場など鉄のテカりや闇がいい感じに撮れていて決して悪くない、むいしろ良い
とまあパッと思い付くだけでもこんなに好きな部分があるわけです。カメラを壊した代わりにデートしろだなんて言われる意味不明なモテぶりも観ていて楽しいし、私は好きですねえ、本作。
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