すいません。やっぱりまず触れさせて下さい。「二人そっくり論」について。

ロバート・レッドフォードは、私の選ぶハリウッド現役No.１ハンサム俳優なんです（ちなみに「現役」抜かすと１位はゲイリー・クーパーになります）。だから常々ブラッド・ピットがそっくりだと言われるのは心外で…。いや、ブラピだって好きは好きなんです。役者としての幅はレッドフォードも完敗ですし。『リバー・ランズ・スルー・イット』のコメントでも書いたんですが、髪と瞳の色、エラはかぶってますが、どうも似てるとは思えないんですよ。

しわくちゃになったって嘆く方も多いようですが、私が初めてレッドフォードを知ったとき、既に彼はシワが目立ち始めていたので、今更気になりません。きっと素敵なおじいちゃんになってくれるだろう、と今から楽しみなぐらいです（もうとっくにおじいちゃんだ！って声が多そうだな＾＾；）。

だから共演するって聞いたときは、二人をこれでもかと同じ画面で映し出し、「そっくり論」をあおろうとしているに違いない、と不安になったんですが。フタを開けてみれば、わざわざ二人で似たようなサングラスかけたりしたのが気になったものの、全体的に共演シーンは印象に残らない。そして何だかレッドフォードばかりが目立っていて、ブラピは引き立て役もいいところ。こんな役を引き受けてくれた彼に感謝しつつ、ちょっとホッとしてしまいました。←ファンの方すみません。

さて、肝心の内容についてですが、実に面白かったです！レッドフォード演じるミュアーが、密室にいながらにしてどう部下を救出するのか？タイムリミットは２４時間！という設定がまずツボでして、なるほどこれが“スパイ・ゲーム”か！と楽しんでました。久々のハリウッド的快作でした。