[コメント] ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001/日)
皆さんがコメントされた通りです。参りました。
初代『ゴジラ』以来の衝撃と、このシリーズ始まって以来の感動。怪獣映画ではありませんからね、これは。
導入部の描き方も自然ですし、ともするとお涙頂戴になってしまいそうなラストもすべて納得させてくれる見事な脚本。
そしてやはり大迫力の戦闘シーン。子供の頃からこのシリーズをみている者にとってはキングギドラが味方であることに(鑑賞する前までは)抵抗がありましたが、見てみれば大納得です。
ああ、しかし今この時代にこの映画を見ることができて私は大変幸せです。だってそうでしょう。戦争体験のない者にとって、子供の頃無敵と思われた敵や味方、すなわちキングギドラやモスラが血を流すシーンは想像できなかったはずですよ。こんな飽食のそして死とはほど遠いこの時代にこの映画はとても辛く感動的でありました。
宇崎竜童も良かったですよね、イモっぽくて。自分自身でゴジラに向かうシーンで娘と会話するえしょう。「何で父さんが行くの?」「ほかの誰かなら良かったのか」この会話。責任感があるね。親娘の関係も良い。
娘役のキャスターも良かった。一所懸命頑張ってたね。
と思ってテレビを見たら案外粗が多くて、大画面で見ないとこの迫力は伝わらないのでしょうか。但し、結構新しい映像もありました。モスラが上空からゴジラを攻撃する俯瞰のショットとか、わずかな沈黙を武器に緊張感を高めていたように思います。
まあ、理屈抜きということで、やっぱりこの点数でいきましょう。
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